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バランス出力に対応したポタアン「PHA-3」登場、その実力とは? [ヘッドホン・スピーカー・ホームシアター関連]



バランス出力に対応し、DACにはESS社のES9018を搭載、ハイエンドオーディオで体験できるような鮮明で迫力かつ臨場感のある音を楽しむことが出来るポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」がソニーより発表されました。

ソニーストアでは既に先行予約販売が開始されており、今なら「2014年10月16日頃お届け」可能となっています。


 ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」

  ソニーストア販売価格:92,500円+税
   ⇒ 商品詳細はこちら

バランス出力対応のポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」の主な特徴は以下の通り。

 ■ 通常のヘッドホン出力に加え、バランス出力に対応
 ■ 据え置き型高級アンプのみ使用されているDACチップES9018(ESS Technology, Inc. 社)を搭載
 ■ USBオーディオ対応(PCM:最大384khz/32bit、DSD:2.8MHz、5.6MHz)
 ■ 圧縮音源も最大192kHz/24bitのハイレゾ音源相当に拡張して再生可能な「DSEE HX」搭載
 ■ ウォークマン、Xperia、iOS端末(iPhone/iPad/iPod)などのデジタル接続に対応
 ■ ラインアウトアンプには低ノイズ・低歪率の高品質オペアンプTexas Instruments社製LME49860を採用
 ■ 低抵抗高音質ロータリーボリューム搭載
 ■ インピーダンスの異なるヘッドホンの実力を十分に駆動することが可能な「ゲイン切り替えスイッチ」搭載
 ■ 専用のシリコンバンドで、さまざまな大きさのプレーヤーを本機に固定することが可能
 ■ ラインアウトや光入力接続に対応

  電池持続時間:約5時間(デジタルBalanced接続時)/約28時間(アナログ接続時)
  充電時間:約15時間(PC接続時)/約6時間(AC-UD20接続時)

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「PHA-3」最大の特徴と言えるのがのヘッドホン出力に加え、バランス出力に対応したこと。

バランス出力とは、L/Rそれぞれのチャンネルを正相、逆相の出力をもつ2つのアンプで構成することでグラウンド から信号ラインを完全分離し、ノイズ、セパレーションを改善。また電源ラインノイズの影響を低減することによりS/N比を向上、解像感と定位感を実現させる技術。これによりヘッドホン出力とは桁外れの圧倒的な音質で音楽を楽しむことが出来ます。

バランス出力はアンプはもちろん、ヘッドホンもバランス出力に対応している必要があります。現在ソニー製ヘッドホンのラインナップでは、上記のヘッドホンが対応。昨年発売された「XBA-H3」や「XBA-H2」も対応していたりします!

また接続にはバランス接続に対応した専用のヘッドホンコードも必要となっています。ヘッドホン毎に接続するコードが違っていますのでご注意下さい。


 ヘッドホンケーブル「MUC-B20BL1」

  ソニーストア販売価格:23,130円+税
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 ヘッドホンケーブル「MUC-S20BL1」

  ソニーストア販売価格:8,380円+税
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 ヘッドホンケーブル「MUC-M20BL1」

  ソニーストア販売価格:10,130円+税
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オーバーヘッドホンのフラグシップモデル「MDR-Z7」用に別途用意された、KIMBER KABLE社との協力によって開発された8芯編み構造を採用したケーブルもラインナップに加わりました。


 ステレオヘッドホン「MDR-Z7」

  ソニーストア販売価格:55,500円+税
   ⇒ 商品詳細はこちら

アンプ部分には、据え置き型の高級アンプのみに使用されている、ESS社製の高品質DAC「ES9018」を採用。電流帰還型高級ヘッドホンアンプをバランス出力対応のためTPA6120をダブルで搭載等、高ダイナミックレンジ(S/N比)を実現しています。

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USBオーディオ接続時は非同期伝送方式(Asynchronous)を採用し、最大384kHz/32bit、DSDのハイレゾオーディオフォーマットに対応。高音質コンテンツの実力をあますところなく再現することが可能。

CDやMP3などの音源をハイレゾ相当まで高解像度化してくれる「DSEE HX」も搭載。非ハイレゾ音源でも高音質に再生することが出来ます。

その他にも、高音質なアナログ回路を搭載していたりゲイン切替スイッチを搭載していたりと高音質化にぬかりのない製品となっています。詳しくはこちらの製品サイトにてご確認下さい。

ストア実機レポート

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ソニーストア大阪で展示されていたのは1台のみ。

展示初日の朝というだけあってか、来場された方のほとんどが「PHA-3」の実力(もしくはバランス接続)を確かめに来られていたため、それはもうスゴイ人。じっくり違いを聞き分けたいという方も多かったので、一人当たりの視聴時間も少し長めで、結果なかなか触ることが出来ないほどでした。

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ヘッドホンプラグは通常のヘッドホン出力以外に、バランス出力用のヘッドホンフラグが2つバランス接続用のヘッドホンケーブルを、正相・逆相それぞれ差し込んで使用することになります。

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ソニーストアでの展示では、ZX1にデジタル接続された状態で展示されており、左右にフラグシップモデル「MDR-Z7」と「XBA-Z5」に挟まれた形で展示されていましたので、どちらでも好きな方で試聴することが出来るようになっていました。

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KIMBER KABLE社製のヘッドホンケーブル「MUC-B20BL1」も、もちろん展示開始。スタイリストさんにお願いすると、「MDR-Z7」に接続してくれますので、じっくり試聴することが可能です。

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「MDR-Z7」とのバランス接続はこんな感じで接続することになります。ケーブルの着脱にネジ止め機構を採用しているので、しっかりと固定することが出来ます。

写真では、KIMBER KABLE社製のヘッドホンケーブルで接続しています。かなりインパクトのありますね、このセットで前から人が歩いてきたら、「お、スゲー」と呟きつつ目で追ってしまいそうです^^;

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こちらはステレオミニプラグでの接続例。

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バランス用のケーブルだけでなく、ウォークマンやiPhoneなどヘッドホン端子に接続する為のステレオミニプラグ用と、アンプなどに接続するための標準プラグ用のKIMBER KABLE社製のケーブルも、発売予定で、ソニーストアにて展示されていました。


 ヘッドホンケーブル「MUC-B12SM1」

  ソニーストア販売価格:21,500円+税
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 ヘッドホンケーブル「MUC-B30UM1」

  ソニーストア販売価格:23,130円+税
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全ての接続方法で試聴したかったのですが、試聴希望者が後を絶たないほどの人気ブースとなってしまっては、そういうわけにもいかず、

 ・素の「PHA-3」での試聴
 ・「MDR-Z7」+ 「PHA-3」 + KIMBER KABLE社製のヘッドホンケーブルでのバランス接続

のみ、試させていただきました。

といってもじっくり聞いたわけではありませんので、触り部分の感想だけ。

まず『素の「PHA-3」での試聴』。

当たり前ですが、これだけでも全然違いますね、音に詳しくない私が聞いてもすぐに分かるくらい、音の解像感が全然違います。なるほど、これが「PHA-3」の実力って事ですか。

私は音質に対してそこまでストイックな方ではないので、「何故わざわざウォークマン以外に(荷物になりそうな)アンプを持ち歩くのだろう」なんて感じたことがあるのですが、これほどの差を見せつけられると、「なんだ、そういうことか」と納得してしまいますね。

それに輪をかけて凄かったのが、『「MDR-Z7」+ 「PHA-3」 + KIMBER KABLE社製のヘッドホンケーブルでのバランス接続』。

もう別次元。今までZX1単体で聞いていたのはなんだったのかと考えさせられるほどのレベルの違い。お値段がお値段だけに気楽に導入することは出来ませんが、いつかこのセット、購入して毎日音楽に浸ってみたいですね。

もしかして音にこだわりのある方々には、このレベルが普通なんでしょうかね^^;

以上、ポータブルアンプ「PHA-3」のストアレポートでした。

あまり時間も無くまともに触ることが出来ませんでしたが、その短時間の間でも「圧倒的な差」というものを体験することは出来ました。少し興味がわいてきましたので、ソニーストアにてもう一度じっくり聴き直しにいきたいと思っています。



バランス出力に対応、DACにはESS社のES9018を搭載したポータブルヘッドホンアンプ


 【ソニーストア】ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」のご案内はこちらからどうぞ


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KIMBER KABLE社と協力した、Braid(編み)構造を採用したバランス接続対応ヘッドホンケーブル


 【ソニーストア】ヘッドホンケーブル「MUC-B20BL1」のご案内はこちらからどうぞ




MDR-1Aをより高音質で楽しめるバランス接続に対応したヘッドホンケーブル


 【ソニーストア】ヘッドホンケーブル「MUC-S20BL1」のご案内はこちらからどうぞ




XBAシリーズ対応機種をより高音質で楽しめるバランス接続に対応したヘッドホンケーブル


 【ソニーストア】ヘッドホンケーブル「MUC-M20BL1」のご案内はこちらからどうぞ




KIMBER KABLE(R)社と協力した、Braid(編み)構造を採用のヘッドホンケーブル(ステレオミニプラグ)


 【ソニーストア】ヘッドホンケーブル「MUC-B12SM1」のご案内はこちらからどうぞ




KIMBER KABLE(R)社と協力した、Braid(編み)構造を採用のヘッドホンケーブル(標準プラグ)


 【ソニーストア】ヘッドホンケーブル「MUC-B30UM1」のご案内はこちらからどうぞ






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