ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」、実機フォトレビュー [ヘッドホン・スピーカー・ホームシアター関連]
バランス出力に対応し、DACにはESS社のES9018を搭載、ハイエンドオーディオで体験できるような鮮明で迫力かつ臨場感のある音を楽しむことが出来るポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」を触る機会を頂きましたので、カンタンな実機レポートをお届けしたいと思います。
ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」
ソニーストア販売価格:92,500円+税
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サイズ感は思っていたほどではない??
こちらがポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」本体。
前モデル「PHA-2」や「PHA-1」と比較すると大きさ、質量共に大きく重くなっていますが、バランス接続に対応するなど更なる高音質モデルになったのですから致し方ないところかもしれません。
PHA-3 | PHA-2 | PHA-1 | |
---|---|---|---|
外形寸法 | |||
質量 |
たたずまいが妙に高級感があるので、「PHA-2」とのサイズ感の違いは相当なものだと思っていたのですが、実際は幅以外はほぼ同等サイズなんですね^^;
本体付属品
付属品。
ウォークマン用デジタルケーブル、Xperia用デジタルケーブル、マイクロUSBケーブル、音声ケーブル(ステレオミニ)、シリコンバンド、シリコンシート。
iPhoneで使用する場合は、専用ケーブルは付属していませんので、iPhone付属のものを使用する必要があるようです。
実機を見ていこう!
左から、
・デジタル接続対応のパソコン/ウォークマン/Xperia 接続用端子
・iPhone/iPad/iPod接続用端子
・光入力端子
・オーディオIN端子(アナログ接続)
・充電用端子(microUSB端子)
INPUTスライドスイッチで、接続している端末の切り替えが可能で、同様にOUTPUTスライドスイッチで、オーディオOUT出力かヘッドホン出力の切り替えが可能。
バッテリー搭載ですので、電源がない場所での駆動にも対応。もちろん据え置き機として充電しながら使用するといった使い方も出来ます。
【電池持続時間】
約5時間(デジタルBalanced接続時)
約28時間(アナログ接続時)
【充電時間】
約15時間(PC接続時)
約6時間(AC-UD20接続時)
一番左が通常のヘッドホン出力、真ん中2つがバランス出力用のヘッドホン L/R端子。その隣に電源スイッチを兼ねたボリュームつまみがあります。
その上部には、Hi-Fs(High Sampling Frequency:高サンプリング周波数)ランプ、DSDランプ、POWER/CHG(電源/充電)ランプを搭載。
ヘッドホンアンプを充電中は、赤色に点滅/点灯、ヘッドホンアンプの電源を入れると、緑色に点滅/点灯します。
電池残量の確認は、電源を入れたときのランプの点滅回数で判定可能。
・3回点滅(緑色):電池残量は充分ある状態
・2回点滅(緑色):電池残量は中程度
・1回点滅(緑色):電池残量が少ない、要充電
・常時点滅(緑色):数分で電源が切れる状態
・消灯:電源が入っていない状態
本体左側面には、GAIN(ゲイン切替)スイッチとDSEE HXスイッチを搭載。
ゲイン切替スイッチを搭載することで、インピーダンスの異なるさまざまなヘッドホンの実力を十分に駆動することが可能になり、DSEE HXスイッチで、MP3などの通常の音源をハイレゾ相当まで高解像度化することが可能になります。
ウォークマンと接続してみる
「NWーZX1」とハイレゾ音源対応ヘッドホン「XBA-H3」を接続してみました。
ウォークマンとは付属のコードでデジタル接続、
ヘッドホンは通常の非バランス接続。
聞いている楽曲がハイレゾなのかそうでないのか、DSDなのか、一目でわかるのがいいですね^^
充電用端子にmicroUSBコードを接続することで、充電しながらの使用も可能。
持ち出すときは、付属のバンドで固定。
これはなかなかの重量感とサイズ感ですね^^;
iPhoneを接続してみる
iPhoneを「PHA-3」に接続する際は、iPhone付属のコードで接続し、INPUTスライドスイッチを左から2つ目にスライドするだけ。非常に簡単ですね。
ウォークマン、iPhoneともに接続した状態でも、スライドスイッチの位置を変更するだけで切り替えることができるので、家で据え置きとして使用する時などは重宝しそうです。
また「PHA-3」では、iPhoneから出力されたMP3などの圧縮音源を、最大192kHz/24bitのハイレゾ音源相当に拡張して再生することができる「DSEE HX」を搭載していますので、さらに高音質に再生することが可能。iPhoneユーザーの方は特に、「PHA-3」を使うことの恩恵を受けることができそうですね。
実際iPhoneで『「PHA-3」あり/なし』で聞き比べてみましたが、その差は歴然。圧倒的な高音質で音楽を楽しむことができました。
音質に全く興味の無い奥様でも、この変わりようには目を丸くして驚いていたくらいですから^^;
バランス接続を試してみる
通常のアンバランス接続時に比べて、外部からのノイズやクロストークなどの影響を受けにくいバランス接続が可能なのも「PHA-3」の大きな特徴の一つ。
今回は、XBAシリーズ付属のコードと換装することでバランス接続が可能になるヘッドホンケーブル「MUC-M20BL1」を使用して、バランス接続を体験したいと思います。
ヘッドホンケーブル「MUC-M20BL1」
ソニーストア販売価格:10,130円+税
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金メッキが施された3極ミニプラグが左右1つずつ。
こちらに「XBA-A3」などのヘッドホンユニットを取り付けます。
今回は手持ちの「XBA-H3」を使用。
4本の導体を均等に撚り合わせた「スターカッド構造」で電流ノイズの影響を理想的に低減していたり、表面に純銀コートを施した二重構造の導体を使用するなど、コードにも高音質化のための技術がてんこ盛り。
ちなみにコード長は少し長めの2.0mとなっています。
てことで、「PHA-3」に接続してみました。
聞いてみるとこれがまた圧倒的。
非バランス接続時でさえ、「PHA-3」経由で出力するだけで高音質で楽しめるというのに、バランス接続時はさらにその遥か上を行く音質に激変します。
音の解像感と広がりが半端ないんですよね、これ聞いちゃうと、(ハイレゾ音源と同じで)前の環境には戻れないかも。
ウォークマンやiPhoneとの接続以外でも、光入力やオーディオINにも対応しているので、様々な音源を「PHA-3」ひとつで高音質に出力することも可能ですので、「PHA-3」を据え置きのヘッドホンアンプとして使用するといった使い方もありかもしれませんね。
マンション住まいでスピーカーで音楽を大音量で楽しめない環境にある方も、これならヘッドホンを接続するだけで音楽を存分に楽しむことができます。設置エリアも考慮する必要がなのもメリットの一つですよね!
より高音質な環境で音楽を楽しみたい方や、iPhoneでもウォークマン並(またはそれ以上)の音質で音楽を楽しみたいといった方には、特にお勧めできるアイテムといえます。
バランス出力に対応、DACにはESS社のES9018を搭載したポータブルヘッドホンアンプ
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