【CP+2017 レポート】STFレンズ『SEL100F28GM』、外観・使用レポート! [レンズ関連]

私用で沖縄から帰ってきて次の日、開催最終日に参戦することになった国内最大のカメライベント『CP+ 2017』。
最終日ですので人の混みが半端なく、かつ前日までの疲れが残っていることもあり、例年よりもじっくりまわるといった事はできなかったのですが、気になるものをいくつか見つけてきましたので、何回かに分けてレポートしていきたいと思います。
まずは大注目レンズ、STFレンズ(FE 100mm F2.8 STF GM OSS)『SEL100F28GM』の使用レポから。

G マスター単焦点レンズ(FE 100mm F2.8 STF GM OSS)『SEL100F28GM』
ソニーストア販売価格:188,000円+税
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開場10分後にソニーブースに到着したのですが、すでにSTFレンズの前には人だかりが・・・今から並び初めても、触るまでに30分はかかるとのこと。
さすがの人気ッぷりでございます^^;
間もなく開催予定の柏倉氏のセミナーを拝見してから並ぼうかとも考えたのですが、時間が経てば経つほどこの待ち行列は長くなるであろうと予想し、結局並ぶことに。
待ち時間中暇なので、並んでいる人のカメラを見ていると、キヤノンEOSユーザーが多いのに気付きました。
サブ機として使うのかなぁ、メイン機としてマウント替えをするのかなぁ・・なんて勝手に妄想しながら並んでいたのですが、

よく考えると、隣のブースが「キヤノンだから」、EOSユーザーの方も多かったんでしょうね^^

STFレンズハンズオンコーナーの後ろには、「センサークリーニング無料コーナー」があり、

「最後尾はこちら」的な案内がありましたが、

意外や意外、並ぶことなくセンサークリーニングが申し込める状態となっていました。
ここもきっと時間がかかるだろうと思い、クリーニングして欲しいカメラを持ってきていなかったのですが、こんなに空いてるなら無理して持ってくればよかったです、これは失敗です・・。
30分後、ようやく自分の番になりました。
「CP+2017」では、『α7RⅡ』に『SEL100F28GM』が装着された状態で5台設置されていました。
5箇所からモデルさんを撮影出来るのですが、どの場所から撮影するのかは完全な運任せで、決められた場所で5分ほどモデルさんの撮影を楽しむことが出来ます。
まずは外観をチェックです。

『α7RⅡ』とSTFレンズの大きさのバランスがよく、非常に見栄えのするレンズと言えます。
G-Masterレンズって大きくてごついというイメージがありますが、このレンズに限ってはそういったことは無さそうです。

真横からも撮影してみました。
オレンジのGマスターロゴ・・やっぱりカッコイイですね!

先端から、フォーカスリング・絞りリング・マクロ切替リング、

フォーカスホールドボタンやAF/MF切替スイッチ、手ブレ補正ON/OFFスイッチなども搭載されていて、操作性はかなりいいです。
ちなみにこのフォーカスホールドボタン、カメラ本体設定で機能を割り当てることも可能で、「CP+」会場では、「瞳AF」機能が割り当てられていました。
モデルさんを撮影することがメインのハンズオンコーナーですので、この設定はベストチョイスと言えますよね!

レンズ右側面には絞りリングクリック切替スイッチもありますので、絞りリングを回したときのクリック感のありなしの選択も可能です。

絞りリングには、レンズ口径と焦点距離によって決まるFナンバーではなく、Tナンバーを表記。
5.6~8までの間に「STF」という表記が見えますが、この間でのみ「アポダイゼーション(APD)光学エレメント」の効果が発揮されて、あのとろけるようなボケ味を表現できるとのこと。
また「マクロ切替リング」は、レンズ側面にある、丸いポッチ(写真 レンズ左下)を押しながら回すことで、最短撮影距離0.57m、最大撮影倍率0.25倍の近接撮影が可能になります。
オートで切り替わることはないので、被写体との距離を考えつつ切り替えて使う必要はありそうです。
では実際に「STFレンズ」を使って撮影してきましたので、作例をご覧ください。

※ クリックでオリジナル画像 表示可能

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まずは「マクロ切替リング」を切り替えて、それぞれ寄れるところまで寄ってみました。
「意外と寄れる」という印象。もちろんマクロレンズのように等倍での撮影はできませんが、ここまで寄れるとなると使い勝手も良さそうかと。
それにしてもピントの合ってるところの解像感たるや、恐ろしいものがありますね。作例をクリックすると等倍で見ることもできますので、ぜひ確認してみてください。
ちなみに後ろにモデルさんも映っていますが、こちらのとろけるようなぼけ味もSTFならではといったところです。光源も実に奇麗にぼけています。

※ クリックでオリジナル画像 表示可能
T5.6 開放で撮影してみました。
LED点光源が丸くぼけているのが確認できますね。
画面中心から周辺まで、口径食を抑えた点光源をきれいに再現できるのも、STFレンズの大きな特徴です。

※ クリックでオリジナル画像 表示可能

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絞って撮影してみました(上:T6.3 下:T 8.0)。
絞るとSTFらしいとろけるようなぼけ味が少なくなってきます(それでも前も後ろも奇麗にぼけていますけどね^^)。
レンズ本体撮影に思いのほか時間を取られて、あまりいい作例はなくて申し訳ないのですが、それでもαに搭載されている「瞳AF」のおかげで、ほぼピントを外すことなくモデルさんの撮影をすることができました。
AマウントのSTFレンズはMFでしか撮影できなかったことを考えると、実に扱いやすいレンズになったといえるでしょう。
以上、STFレンズ(FE 100mm F2.8 STF GM OSS)『SEL100F28GM』の使用レポでした。
触ってみて分かったのは、にじむようなボケ味を表現しながらも、ピントの合っているところは、カミソリのようなキレキレの解像感抜群の被写体も表現できる、とんでもないレンズであるということ。
購入を検討されている方、ソニーストアでの先行展示が開始されましたら、是非手に取ってみて下さい。
恐らく迷いは一気に吹っ飛ぶはず、触ると分かります、ホントに素晴らしいレンズであるということが( ̄ー ̄)ニヤリ
「CP+」では、時間縛りや人の多さでじっくり触る機会も無かったので、ストアでの展示が始まったら、もう1度その実力をじっくり検証したいと思っています。
ただ触りすぎると絶対欲しくなりますので、ほどほどにしないといけませんけどね^^;
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