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高音質とポータビリティーを両立させた、完成度の高いバランス接続対応ウォークマン『NW-ZX300』 [ウォークマン・ICレコーダー関連]



フラッグシップモデル「WM1シリーズ」の高音質技術の要素を、ポケットに収まるコンパクトなボディに凝縮したウォークマンZXシリーズの新機種『NW-ZX300』が、ソニーより発表されました。

高音質とポータビリティを両立した、非常に魅力的なウォークマン・・私の第一印象はこんなところ。

ただ実際にどんなスペックなのか、ZX100から何が進化したのか、フラッグシップモデル「WM1シリーズ」との違いは何か・・・など、気になるところは山のようにありますよね!

てことで、『ZX300』のスペック含め、そのあたりを中心にじっくり見ていこうかとと思います。


 ウォークマン ZXシリーズ『NW-ZX300』

  ソニーストア販売価格:64,880円+税
  カラーバリエーション:ブラック/シルバー
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 ウォークマンZXシリーズ[メモリータイプ] ステレオヘッドホンセット『NW-ZX300_MDR-1ABP』

  ソニーストア販売価格:94,760 円+税
  カラーバリエーション:ブラック/シルバー
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 ウォークマンZXシリーズ[メモリータイプ] 密閉型インナーイヤーレシーバーセット『NW-ZX300_XBA-N3BP』

  ソニーストア販売価格:101,760 円+税
  カラーバリエーション:ブラック/シルバー
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まずは『ZX300』の主な仕様をまとめてみました。

【細部までこだわり抜いた高音質化設計】
  • DSDネイティブ再生(最大11.2MHz)およびWAV再生(最大384kHz/32bit(float/integer))に対応
  • アンバランス接続時は50mW+50mW(16Ω)、バランス接続時には200mW+200mW(16Ω)の実用最大出力を実現
  • MP3などの高圧縮音源もCD以上の高解像になり、よりクリアな躍動感あるサウンドを楽しめる「DSEE HX」搭載『曲のタイプに合わせて音質をより最適に補正する5つのモード(スタンダード/女性ボーカル/男性ボーカル/パーカッション/ストリングス)を追加』
  • アナログアンプと同じ位相特性をDSPによる演算で再現する「DCフェーズリニアライザー」搭載
  • 高品質な信号処理により音質の微調整が可能な「10バンドイコライザー(31Hz-16000Hz)」
  • USB-DAC機能搭載


【バランス接続】
  • 左右の音を完全に分離するバランス出力に対応
  • 接続安定性の高いΦ4.4mm(JEITA統一規格)バランス接続を採用


【各部パーツ・デザイン】
  • 剛性に優れたアルミ切削筐体と無酸素銅プレートの組み合わせにより、大幅な低インピーダンス化を実現
  • 筐体と基板の間に金メッキを施した無酸素銅プレート(純度約99.96%以上)を設置、インピーダンスを大幅に低減しクリアな音質を実現
  • 銅メッキを施した大型高音質抵抗を採用、磁気ひずみを排除し、伸びやかで透明感のある艶やかな音質を実現
  • アンプ部の音声ラインにヘッドホンジャックまで、低抵抗の無酸素銅ケーブルで接続
  • 瞬間的に大電力を供給できる「電気二重層キャパシタ」を搭載、S/N感が全体的に向上するとともに、クリアで力強い低音域を実現
  • フルデジタルアンプ「S-Master HX」のL/R正負独立4電源部に「高分子コンデンサー(FT CAP)」を採用、ボーカルや楽器の伸びや透明感が向上し、引き締まった力強い低音域を再現
  • アンプ部の電源に「新規フィルムコンデンサー」を搭載、音場が広くなり、伸びがある自然な音質を実現
  • S-Master HX」のICに高音質はんだを採用、透明感、艶のあるボーカルを実現
  • 「小型低位相ノイズ水晶発振器」を2個搭載、S/N感のある情報量豊かな音質を実現


【操作性】
  • ウォークマンとして初めて本体前面ガラスに「マットガラス」を採用
  • 基本操作(再生/停止、曲送り/曲戻し、音量調節など)が可能なハードウェアボタンを本体側面に配置
  • 3.1型、WVGA(800x480ドット)のタッチパネル液晶を搭載
  • 音楽再生に特化したUIでスムーズに操作
  • どこからでも「再生画面」や「ライブラリートップ」にジャンプできるショートカットボタンを設置
  • タッチパネルでも快適にボリューム調節できるUI
  • ダイレクトな音を楽しめるソースダイレクト機能搭載
  • 自分好みに音質の調整ができる「10バンドイコライザー」と「トーンコントロール」を搭載
  • 別売リモコンに対応


【拡張性】
  • 高音質コーデック「LDAC」に対応、ワイヤレスでもハイレゾ音源をハイレゾ相当の音質で再現
  • 高音質・低遅延のaptXコーデックに対応、「aptX HD audio」にもアップデートで対応予定
  • 「NFC」搭載のヘッドホンやスピーカーなどとのペアリングから接続・切断・接続切り替えが、ワンタッチで可能
  • microSDメモリーカードに対応


ウォークマン『NW-ZX100』からの進化ポイントを見ていこう!


ではまず、先代『NW-ZX100』からどこが進化したのかチェックしていきます。



最大の違いは、左右の音を完全に分離するバランス出力に対応したこと。

バランス接続に対応したことで、ステレオ感に悪影響を与えるクロストーク(左右の信号の混信)を限りなく低減し、ノイズの少ない低歪で繊細なサウンドを再現することで、音の広がりや定位感を表現できるようになりました。



同時にDSDネイティブ再生にも対応、バランス接続にすることで変換無しでDSDが再生できるようになりました。

ヘッドホン出力レベルも、『ZX100』の15mWから、アンバランス時で50mW+50mW、バランス時で200mW+200mWと、大きく進化しています。



高性能フルデジタルアンプ「S-Master HX」も進化、WM1シリーズ用に開発したものを搭載することで、



楽曲に合わせて最適な音質補正が可能になりました。

他にも、アナログアンプの位相特性をDSP演算によって、豊かな低域を実現する「DCフェーズリニアライザー」や、高品位な10バンドイコライザー(31Hz-16000Hz)、ハイゲイン出力設定が可能など、音質向上に大きな役割を担っています。

ウォークマンをポータブルアンプのように使って、パソコンの中の音源を高音質に聴くという「USB-DAC機能」にも対応。

PCで再生した楽曲をバランス出力で聴けるようになったり、DSD音源をネイティブ再生で聴いたり、さまざまな音響処理をかけられたりと、PCの音楽をより高音質に楽しむことが出来ます^^

操作性に関しても大きな進化がありました。



まずは液晶が「3.1型 WVGAタッチパネル液晶」に刷新されたことで、今までハードキーでの操作がメインだったところが、タッチ操作できるようになりました。

普段スマホを使う世代にとっては、タッチでの操作の方が圧倒的に慣れているでしょうから、これは大きな進化だと思います。



ユーザーインターフェイスも『WM1シリーズ』で搭載されたものをそのまま継承。

音楽再生画面を中心に上下左右にスライドすることで、各メニュー(ライブラリートップ/各種音質設定/再生リスト/ブックマークリスト)に素早くアクセス可能。

目的の曲をスムーズに検索できたり、音質の調整をカンタンに行うことが出来ます。

“音の見える化”やソースダイレクト機能など、『WM1シリーズ』でも好評だった機能ももちろん搭載されていますので、音楽をより楽しみながら聴く事が出来るようになりました^^



地味ながら個人的に有り難い、リピート/シャッフルが画面上からワンタッチで行えるようになりました。

こちらは『WM1シリーズ』でも無かった機能なんです、これは是非アップデートで『WM1シリーズ』にも搭載してほしいですね^^;

もちろん別売リモコン『RMT-NWS20』にも対応、バランス接続時は有線で聴くことになりますので、このアクセサリーは是非一緒に購入しておきたいところですね!


 リモートコマンダー『RMT-NWS20』

  ソニーストア販売価格:4,880 円+税
   ⇒ 商品詳細はこちら

LDACと同じく、ワイヤレスでも「48kHz/24bit」の音声データが伝送可能な「Qualcomm aptX HD audio」にも、ソフトウェアアップデートで対応予定、「MQA」と「APE」の2つのコーデックにも対応するなど、さまざまな楽曲が再生できる環境を構築しているところは、非常にいい姿勢ですよね、ある意味ソニーらしくないとも言えますがw

他にも、『WM1シリーズ』に迫る高音質パーツの採用も大きな進化ですね。

この辺は次項の『フラッグシップモデル「WM1シリーズ」との違いとは?』で触れていきたいと思います。


フラッグシップモデル「WM1シリーズ」との違いとは?


まずは以下の表をご覧ください。

【高音質パーツ 採用比較】
WM1ZWM1AZX300
シャーシ
無酸素銅金メッキシャーシ
アルミシャーシ
リアパネル
コルソン系銅合金 + 金メッキ
アルミ
プレート
無酸素銅プレート
コンデンサー
高分子コンデンサー(FT CAP)
電気二重層キャパシタ
搭載
基板レイアウト
オーディオブロックとデジタルブロックを上下に分離
S-Master HX(CXD-3778GF)
通常はんだ採用
高音質はんだ採用
内部配線
4芯Braid(編み)構造のケーブル
無酸素銅ケーブル(OFCケーブル)
クロック
低位相ノイズ水晶発振器(48kHz系/44.1kHz系)
小型低位相ノイズ水晶発振器(48kHz系/44.1kHz系)


見ての通り、上位機種である『WM1シリーズ』に採用されている多くの高音質パーツを、『ZX300』はこれでもかというほど採用しています。

中には『ZX300』でしか採用されていないのもあったりして、下位モデルとは決して言い切れない程の性能を有しているのが分かるかと思います。



ウォークマンとしては初採用となる、マットガラス採用のタッチパネル液晶の採用も大きな進化ポイントといえそうです。

実は先程ソニーストアにチラッと行ってみてきたのですが(取材申請していないので写真は撮影出来ませんでした)、マットガラスになった事による恩恵は想像以上にスゴイんです。

さらさらしていて触り心地がよく、それでいて指の滑りもよく、指紋も付きにくい上に光の反射も少なく視認性もいいなど、ウォークマンに採用されるためにあったのでは無いかと思うほど、相性が抜群にいいんですよね!

何故『WM1シリーズ』に採用しなかったのかと、説教したいくらい素晴らしい出来なんです。

特にブラックモデルは一体感が、めちゃくちゃかっこいいんですよ。

実機を触る機会がある方は、是非チェックしていただきたいポイントです、『ZX300』は音質だけではないんですよね!



『WM1シリーズ』に迫る高音質設計を施しながらも、先代『ZX100』とほぼ同等のサイズ感を実現、バランス接続デビューを飾るに相応しい、非常に完成度の高いウォークマンと言えるかと思います。

私の場合、常に『NW-WM1A』を持ち歩いているのですが、やっぱり重いんですよね・・普段持ち運ぶウォークマンとして運用するには。

音質に関しては文句はないのですが、この点が非常に残念な部分なんです。

その点『ZX300』は、「軽くて音質もよくて更に値段も安い」と、初代『ZX1』を今でも使っておられるか他にとっては、買わない理由がないというくらいの出来なんですよね^^

これはなんか、メチャクチャ売れる気がします、私も既に欲しくなっていますからね( ´∀`)Σ⊂(゚Д゚ )

てことで、素晴らしい完成度で登場した『NW-ZX300』のご紹介でした。搭載メモリー容量が減ってしまったこと、この一点が残念ですよね^^;



ハイレゾの、真の魅力を、ここから


 【ソニーストア】ウォークマン ZXシリーズ『NW-ZX300』のご案内はこちらからどうぞ


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