劇的に進化したAF性能や4K/HDR撮影に対応した新フラグシップハンディカム『FDR-AX700』登場! [ハンディカム・アクションカム関連]
273点像面位相差検出AFセンサーの搭載により、高い動画AF性能を実現した4K HDR記録対応 1.0型積層型CMOSイメージセンサー搭載カムコーダー『FDR-AX700』がソニーより発表されました。
発売日は10月13日(金)で、ソニーストアでの先行予約販売は「2017年9月26日10時」より開始となります。
デジタル4Kビデオカメラレコーダー『FDR-AX700』
ソニーストア販売価格:未定(市場推定価格:200,000円前後)
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【プレスリリース】
高い動画AF性能を273点像面位相差検出AFセンサーの搭載により実現 4K HDR記録対応 1.0型積層型CMOSイメージセンサー搭載カムコーダー3機種を発売
4Kハンディカム『FDR-AX700』の主な特徴は以下の通り。
- 撮像エリアの約84%という広い範囲をカバーできる、高密度な273点像面位相差AFセンサーを配置した「1.0型積層型Exmor RS CMOSセンサー」搭載
- 高速に移動する被写体も粘り強く追随
- AF追従範囲を5段階から選択可能
- AF乗り移り感度を5段階から選択可能
- ピントを合わせるスピードを7段階から設定可能
- 撮影シーンに応じて選べるフォーカスエリア設定
- 液晶パネルにタッチするだけでピントを合わせ直すことができる「タッチAF」対応
- 高速信号処理回路を画素領域とは異なる層に記録する「積層構造」を採用し、高速なデータ読み出しを実現
- 画素加算のない全画素読み出しによる4K動画記録に対応
- さらに進化した高速画像処理エンジン「BIONZ X」
- さらなる高速化と高画質を実現する「フロントエンドLSI」搭載
- 大口径「ZEISS バリオ・ゾナーT*」レンズを採用
- 29mmの広角撮影や光学12倍ズーム撮影対応
- 約1.6倍高解像度(約236万ドット相当)になった有機ELファインダーTru-Finderを採用
- 約1.7倍高解像度(約156万ドット相当)になった3.5型タッチパネル式ワイドエクストラファイン液晶を搭載
- フォーカスとズームを調整できるレンズリング
- マニュアルダイヤルを使用することで、アイリス・ゲイン/ISO・シャッタースピードなどを状況に応じてすばやく調整可能
- よく使う機能を割り当ててすぐに使えるようにできる「ASSIGNボタン」
- レンズからイメージセンサーに入る光量を調節するためのNDフィルターを2枚内蔵
- ソニーカメラ製品共通シューとして「マルチインターフェースシュー端子」、「マルチ端子」を搭載
- 同時記録ができるデュアルスロット搭載
- フォンとワンタッチで接続して、離れた場所からAX700を操作できる「スマートフォンリモコン」対応
- 広いダイナミックレンジの、人が見たままのイメージに近い映像を残すことができる4K HDR記録HLG(Hybrid Log-Gamma)方式に対応
- 4K動画撮影でのスローモーションとクイックモーションの撮影を実現
- 最大960fps(40倍)の「スーパースローモーション」撮影が可能
- カメラ本体で映像のトーンを調整できる「ピクチャープロファイル」搭載
- 幅広いダイナミックレンジでの撮影を可能にするS-Log3、S-Log2ガンマを搭載
- オリジナルファイルと低解像度プロキシーファイルの同時記録ができる「プロキシー記録」
- 暗闇でもライトをつけずに撮影できる「ナイトショット」
劇的に進化したAF性能
従来のハンディカムと比較して劇的に進化したのが、圧倒的なAF性能を搭載したところ。
デジタル一眼レフカメラ「α」で培った高速・高精度な位相差AF技術と、動画向けに新開発したアルゴリズムを組み合わせ、先代『AX100』と比較して約3倍高速なAFレスポンスを実現。
フォーカス点数も273点と、撮像エリアの約84%という広い範囲をカバー出来るようになりました。
更に「AF追従範囲」(5段階)や「AF乗り移り感度」(5段階)、「AF駆動速度」(7段階)など、細かく設定出来るようになっていて、被写体によって様々な設定で、より細かいAFの追い込みが出来るようになったのも嬉しいところですよね。
もちろん液晶パネルはタッチ操作でのピント合わせにも対応しているので、より直感的にピント合わせをすることもできます。
今までのハンディカムは、コントラストAFを搭載していたので、どうしてもAFに限界を感じる部分もあったのですが、今回のモデルはその辺はあまり頭を悩ませる必要は無くなりそうですね。
新デバイス搭載で画質も操作性も向上
高速信号処理回路を画素領域とは異なる層に記録する「積層構造」を採用したことで、処理スピードが大幅に向上。
さらに「BIONZ X(ビオンズ エックス)」の処理をサポートする「フロントエンドLSI」を搭載したことで、画素加算のない全画素読み出しによる4K動画記録に対応、モアレやジャギーが少なく、解像感の高い4K動画画質を実現しています。
操作性でも、先代『AX100』比約1.6倍の高解像度(約236万ドット相当)になった有機ELファインダーと、
約1.7倍高解像度(約156万ドット相当)になった3.5型タッチパネル式ワイドエクストラファイン液晶を搭載。
好評だった豊富なマニュアル撮影機能そのままに、より快適な撮影が出来るようになっています。
4K/HDR撮影もより身近なものに!
そして極めつけは、ソニーの民生用カムコーダーで初めて、人が見たままのイメージに近い映像を残すことができる「4K HDR記録HLG(Hybrid Log-Gamma)方式」へ対応したこと。
これにより撮影後の編集作業無しに、対応の4KブラビアにUSBで接続するだけで「4K HDR」映像をカンタンに楽しむことが出来るようになりました。
更に幅広いダイナミックレンジでの撮影を可能にするS-Log3、S-Log2ガンマ、色域はS-Gamut3に加え、ネガフィルムをスキャンしたものに近づけて設計されたS-Gamut3.Cineにも対応しているので、様々な動画表現を楽しむことも出来ます。
他にも遅回し・早回し撮影を可能にする「スロー&クイックモーション」や、最大960fps(40倍)の「スーパースローモーション」の撮影も可能になるなど、動画専用機として非常に魅力的なモデルになりました。
その他詳細な仕様については、こちらの公式ページにてご確認ください。
ハンディカムフラグシップモデルとして登場した『FDR-AX100』の後継モデルがようやく登場、待っていたよって方も多いのではないでしょうか。
AF性能の劇的な向上、HDR対応など、長い間待たされた甲斐があったといえるスペックですよね^^
尚、同機能を搭載しながらも更に以下の機能を搭載した、業務用カメラ『PXW-Z90』『HXR-NX80』も登場しています。
- XLRオーディオ入力対応
- ズームレバー付きの取り外し式ハンドル
- 有償のワイヤレスTCリンク対応アップグレードライセンス「CBKZ-WTCL」とスマートフォンアプリ「Content Browser Mobile(コンテントブラウザーモバイル)」を使用することで、複数のカメラ間でのワイヤレスタイムコード同期も可能に
- 3G-SDI出力端子搭載
- 2.4GHz帯に加え5GHz帯で通信可能なWi-Fi接続機能
- クラウドサービス‟XDCAM air“対応予定
※ 太字は『PXW-Z90』のみ搭載する機能
XDCAMメモリーカムコーダー『PXW-Z90』
販売価格:未定(市場推定価格:290,000円前後)
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XDCAMメモリーカムコーダー『HXR-NX80』
販売価格:未定(市場推定価格:240,000円前後)
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さてここで気になるのは、空間光学手ブレ補正搭載のハンディカム『FDR-AX55』の後継モデルですよね。
価格的には当然、今回発表されたフラグシップモデル『FDR-AX700』より安くなると思いますが、どの機能まで落とし込めるのか、非常に興味のあるところ。
・同等のAF性能
・4K HDR記録HLG(Hybrid Log-Gamma)方式
・4K 60P
このどれか1つでも搭載されるといいんですけどね^^
以上、フラグシップハンディカム『FDR-AX700』の紹介でした!
さらなる映像美へ、機能と操作性を追求した 4Kハンディカムのフラッグシップモデル
【ソニーストア】デジタル4Kビデオカメラレコーダー『FDR-AX700』のご案内はこちらからどうぞ
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